小さい頃、実家の廊下に般若の面があって
それを見るたび母とダブっていた。
母の表向きの顔はニコニコだから
その豹変ぶりに身震いしたものだ。
思春期になると親や世間に抗い
気がつくと私もお面をつけていた。
一時は、そんな自分を責め
人の面も「いけん」と責めていた。
でもお面をつけるのは、そんなにいけないこと?
捉え方によっては生き残るツールじゃないかな。
たぶん般若面の母も色々あったのかもしれん。
そう思えば、お面もいいんじゃないかな。
内側に自分の居場所があると気づいたら
外側のお面が前ほど気にならなくなったし。
上手く使えばいいと言い聞かせていたら
カードに剣のクイーンが出た。
『仮面を剥ぐ人』
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